きゅうり

ウリ科
インド原産


 きゅうりはトマトと並んで夏野菜の王者だ。 和・洋・中の各種サラダには欠かせないし、もろきゅうや酢物も旨い。 中国料理では、酢豚や辣子肉丁(豚肉の唐辛子炒め)などの炒めものにも利用する。
 ところで大根のページにも書いたことだが、きゅうりもこのごろは独特の風味がなくなってしまった。 口当たりを良くしたつもりだろうが、頼りない味と歯ざわりである。 曲がりをなくし、太さや長さを均一にすることばかりに気が向いているし、つまらないことだ。
 そこへいくと、有機肥料で作った自家製のきゅうりは、不揃いで曲がりに曲がっているが、 味が濃くて実に旨い。適度の苦味も心地よい。


〔きゅうりの栽培〕
  • 播種時期:温床育苗は2-3月、じか播き栽培は4-5月
  • 定植時期:関東地域で4月下旬から5月上旬
  • 収穫時期:6月から8月

 温床育苗で4月に定植する方法やビニールテントで4-5月にじか播きする方法があるが、 私は苗を購入して植え付けたことしかない。
 4月末から5月初めのころに、茎が短くて太く、生き生きとした苗を入手して定植する。 支柱を立ててツルを這わせる立ち型と、ツルを地面に這わせる地這い型とがある。
 側枝が発生したら、子ツル、孫ツルを整枝するのが通常だが、放任しても良く実がつく。 収穫するのが追いつかないくらいだ。
 地這いの場合は敷きわらをしてやらないと、苗が強風で流されて傷むし、実が汚れる。 敷きわらは土の乾燥を防ぐ効果もあり病害の予防にもなる。しかし最近はわらを入手するのも 容易ではない。
 適当な大きさになったら収穫する。とり残して大きくしてしまうと、株が弱ってしまうので気をつける。


〔97年の栽培記〕農協で苗を2本購入

4月26日定植、地這いにする。5月10日にはもう花を咲かせていた。
6月14日初収穫。 平日に行けなくて5日の間をおいて行ったら、収穫が遅すぎてとても大きな実になってしまった。 計ってみたら長さ50cm、太さ6cmほどもあって、種子がかなり育っていた。 それでも旨かった。タコブツとの酢物、塩漬にした。
6月21日、前日の台風にも、きゅうりの被害はなかった。 この日は通常の大きさを収穫、ただしどれも曲がりもの。サラダにして食べる。旨い、幸せ。
7月19日、実を大きく育ててしまったのと台風の影響で、苗が弱り切ってしまい、花が1つもない! 追肥をやれば良いのだが、時間がない!来週まで我慢しておくれ、と哀願しつつ旅立つ私。
7月27日、ようやく追肥をやる。
8月2日、収穫、1本。
8月9日19日28日、収穫、各2-4本。



〔きゅうりの料理〕

 いろいろあるのでどれを紹介するか迷っています(本音は、記す時間がナイ!)


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菜園便り
So Tasty-担々麺


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